大学か?専門学校か?
大学に行くか専門学校に行くか
ゲーム業界に行きたいなと思っている高校生の皆様が必ず直面するであろう「大学と専門学校どっちいけばいいのか」問題。
私もとても悩みました。
私は大学に行くという選択を取ったわけですが、その時に悩んだ経験も踏まえて大学と専門学校それぞれに行く場合のメリットデメリットについて書きなぐりたいと思います。
※この記事には私の所感が多分に含まれますので、鵜呑みにはせず、あくまで個人の感想にして参考にする程度にしてください。
大学の場合
メリット
- (国公立であれば)学費が専門学校に比べて安い
- 途中で志望変更があっても対応可能
- 就職活動への準備期間が長い
デメリット
- 周りにゲーム業界志望の仲間やライバルがいるとは限らない
- ゲーム開発に関する技術習得は独学が前提
- デザイナー志望の方とのコネクションの作りづらさ
メリットについてはまあ書いてあるとおりです。
大学に行く場合はプログラマー志望であれば情報系、デザイナー志望であれば美大等が選択肢に入るかと思いますが、ゲーム業界からの志望変更があっても対応しやすいと思います。
また、大学に行くとなればだいたい4年制のところだと思いますので、少なくとも3年程度は就職活動に向けて活動ができるわけです。
しかし、ゲーム開発に関わる技術なんかは指導を受けることは期待できず、基本的に独学になるかと思いますので、しっかり計画的にやっていく必要があります。
また、周りにゲーム業界志望の仲間がいるとは限らないというのもデメリットかと思います。
最後にこれがデメリットとして私が一番実感したことですが、専門学校であればデザイナー志望の方向けのクラスがある所が多いかと思いますので、デザイナーの方とのコネクションが作りやすいかと思います。
しかし、大学ではそうはいきませんので、作品を作る際にはどうにかする必要があります。
専門学校の場合
メリット
- ゲーム開発に関する講義を受けられる
- ゲーム業界志望の仲間が周りにいる
デメリット
- 2年制の場合の就職活動の準備期間の短さ
- 専門学校選びが重要すぎる点
- 学費が私立大学と同等
- 別業界への志望変更が難しい可能性
メリットはまさにそのままです。
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することが可能なのは一番のメリットです。
実務経験を持った方に指導してもらえるというのも大きな点かと思います。
しかし、2年制の専門学校では就職活動開始までの期間が実質1年程度と短く、技術習得や応募作品の制作などをその期間で行う必要があります。
また、Googleで「ゲーム専門学校」と検索するとサジェストに「闇」だの「実態」だの出てきますのでそれらの検索結果を見れば分かる通り、専門学校選びは非常に重要です。
個人的には複数の専門学校に体験入学やオープンキャンパスに行き、カリキュラムや就職先実績を把握した上で判断するべきかと思います。
実体験に基づきますが、専門学校も商売ですので入学をとても勧めてくる場合があります。
私は大学に行くのを決めたと断っていましたが、専門学校によっては「大学に行くなんて甘えたことを行ってる人はゲーム業界には行けない」などと説得を試みてくることもあります。(未だに思い出すたびに腹が立ちます)
上記のようなことを言われても自分の決断をブレさせないようにしましょう。
実際どっちいけばいいの?
ぶっちゃけどっちでもいいと思います。
ここまでダラダラ書いておいてなんやねんと思うかもしれませんが、実際に就活をしてみた感じでは、最終学歴が大学か専門学校かどうかは基本的には些細な問題に感じます。
大学にしろ専門学校にしろゲーム業界への就職にむけてどのような努力をしたか(と運)が一番重要かと思います。
一例を出すと、ポケモンシリーズで有名な「ゲームフリーク」の採用実績校は以下から確認できます。
(株)ゲームフリーク | 新卒採用・会社概要 | マイナビ2018
上記を確認して貰えれば分かる通り、基本的には大学か専門学校かは些細な問題であると理解していただけると思います。
現在既に行きたい会社が定まっている方は、採用実績校を確認してみるのも良い判断材料になるかと思います。
さっきから「基本的には」を強調していますが、業界最大手を目指される場合はその限りではないかもしれないためです。
以下からみんな知ってるゲーム業界最大手企業の任天堂の採用実績を確認することが可能です。
上記を見れば分かる通り、任天堂くらいになるとどっちでも良いとは言い難くなります。
もちろんどちらを選んでも不可能ではないとは思いますが、どちらにしろしっかり調べることが大切です。
最後に
以上が悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最初にも述べましたが、この記事は私個人の感想や考えが含まれます。
しっかり考えて納得の行く決断をすることをおすすめします。